
専門性を磨き、自分らしいキャリアを築く場として
—三村小松法律事務所での挑戦 <前編>
【リクルートインタビュー 前編】
企業法務やスタートアップ支援、さらには国際案件や文化芸術分野まで。専門性の高さと実務の幅広さを両立しながら、個々の弁護士が自らの強みを活かして成長していける環境、それが三村小松法律事務所の特徴です。
今回お話をうかがったのは、設立直後から事務所を支えてきた田邉幸太郎弁護士、転籍から2年目の新進・齋藤由佳弁護士、そして、事務所の理念をかたちにしてきた代表の小松隼也弁護士の3名。
それぞれの立場でのリアルな声とともに、事務所のカルチャーや成長の手応えが浮かび上がる鼎談を<前編><後編>2回に分けてお届けします。
—まず、お二人が三村小松法律事務所に入所された時期を教えてください。
田邉幸太郎(以下 田邉) :私はまだこの事務所が設立されて間もない2020年に入所しました。弁護士としては今年で11年目になりますが、三村小松は3つ目の事務所です。
齋藤由佳(以下 齋藤):私は昨年、2024年に入所し、現在2年目になります。新卒で別の法律事務所に在籍していましたが、転籍を経て三村小松に入りました。
―弁護士としてのキャリア形成において転籍は一般的なのでしょうか?
田邉:はい、特に専門分野を見つけたり、伸ばしたりしていく過程で転籍するケースは多いです。
私自身、アニメや漫画が好きで、もともとキャラクターコンテンツに関わる仕事をしたいと考えていました。ただ、最初は分野に捉われず、さまざまな経験を積みたいと思い、一般民事を中心に取り扱う事務所に入りました。離婚や相続、交通事故などの案件を経験した後、企業法務や一般民事を広く扱う事務所に転籍し、知的財産の領域にも携わりました。
このときから少しずつキャラクターコンテンツに関わる仕事もしていたのですが、より本格的に知的財産分野、特にキャラクターコンテンツに注力したいと考え、三村小松への移籍を決めました。
齋藤:私の場合は学生時代からファッションローに興味があり、ロースクール在学中にセミナーにも参加していました。ただ、ファッションを専門に扱う法律事務所はまだ少なく、新卒では企業法務を取り扱う別の事務所に入りました。
その後、三村小松でファッションローを専門とする海老澤美幸弁護士と出会い、お話を重ねる中で、自分の志向に合った環境だと感じ、入所を決めました。
―お二人とも、専門分野への強い志向を持ってキャリアを歩まれていますね。
三村小松法律事務所には、そうした「やりたい分野」が明確な弁護士が多いのでしょうか?
小松隼也(以下 小松):やりたい分野が明確な弁護士もいますが、すべての弁護士がそうというわけではありません。むしろ、多くの場合はキャリアの中でさまざまな案件を担当し、その過程で次第に専門性ややりたい分野を見出していくものですね。
田邉:そうですね。私のように最初から明確な関心があっても、キャリアの初期段階では希望分野にすぐには進まないこと、進めないことも多いです。
新卒や若手のうちは、さまざまな案件に関わる中で自分の適性を見極めていくのが一般的だと思います。
小松:三村小松法律事務所では、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)が充実している点も特徴です。はじめは必ず先輩弁護士とペアで取り組み、打ち合わせや書面作成などもすべて共有します。成果物には必ず先輩が目を通し、フィードバックも密に行います。
—齋藤さんはいつも小松さんとペアを組んでいらっしゃるんですか?
齋藤:小松さんとご一緒することが多いですが、他の先輩と動く案件もありますね。
小松:最近は齋藤さんに主任としてリードしてもらっている案件も増えてきています。
―ファッションローなどの分野は、その業界に特化した知識も必要かと思うのですが、齋藤さんは三村小松に転籍されるまではファッション業界に関する知識や経験は兼ね備えていらっしゃったんでしょうか?
齋藤:幼い頃からファッションに興味はありましたが、ファッション業界に関する特別な知識や経験はありませんでした。三村小松にはファッション業界に精通する先輩が多くいらっしゃるので、案件を通じて業界の知識や慣習を学んでいます。ファッションショーや展示会などにご招待いただく機会もあり、直接ファッション業界の方々とお話しすることができることも大変ありがたい環境だと感じています。

―さまざまなスタイルの先輩のもとで学べるのは、柔軟で多角的な視点を養ううえでとても有意義ですね。田邉さんは他の事務所での経験もおありですが、それぞれどういった違いがありましたか?
田邉:新卒で入所した事務所では、比較的手厚く先輩がメンターとしてついてくれていました。次の事務所では、一人で法廷に立つことの方が多く、今思えば弁護士として必要な力を徹底的に鍛えることができた数年間でした。
現在は後輩と組んだり、先輩と組んだり、一人で案件を処理したりと、案件によって多様な仕事の仕方をしています。当然ではあるのですが、人によって考え方やアプローチが異なるので、誰と組んでも勉強になります。
—代表弁護士として小松さんが目指した三村小松法律事務所のあり方とは、どのようなものだったのでしょうか?
小松:当事務所には、元裁判官の弁護士も複数在籍しており、法的見解の安定性という点で高い信頼をいただいています。その一方で、30〜40代を中心とした弁護士たちが、自らの関心や専門性を伸ばしていける柔軟な組織であることを目指しています。
私自身、就職活動をしていた2007〜08年頃は、まだファッションやアート、アニメ、ゲームといった領域と法務を結びつける視点が乏しく、ニューヨークに留学するなどして独自に道を切り拓いてきました。当時は事務所の方針に沿って仕事をこなすのが精一杯でしたが、今の三村小松では、弁護士一人ひとりが自分の関心を深め、やりたい分野に挑戦していけるよう、事務所を上げてサポートできる体制を整えていきたいと考えています。
<後編>に続きます。
三村小松法律事務所では、当事務所の理念や目標に共感し、チャレンジ精神をもって行動できる方、また各業界への関心やこれまでの経験を活かして成長したいと考える意欲ある弁護士を募集しています。
【2025.8.21】
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