【海事・物流部門】
海事・物流部門セミナーのご案内
当事務所の海事・物流部門は、セミナーの開催を承っております。
ご希望であれば出張セミナーも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
連絡先メール:section@maritimelawyer.jp
以下は開催例ですが、これら以外のテーマも気軽にご相談ください。
目次
【一般的な法知識と実務】 第0シリーズ
国内案件と国際案件の両方を取り扱っています。
第1回 民法、商法の基本の解説 ~最近の法改正も踏まえて~
第1部 序論
①契約の当事者:権利能力、法人
②代理と代表
③契約の成立要件
④契約の有効要件
第2部 権利の種類
⑤権利の種類:物権と債権
⑥担保の種類:人的担保と物的担保(抵当権、質権、先取特権、留置権)
第3部 債権の管理
⑦消滅時効、更新、完成猶予
⑧債権譲渡
⑨相殺
⑩債務不履行責任(損害賠償請求と解除)
⑪不法行為責任(損害賠償請求)
第4部 典型契約の解説
売買契約、請負契約、委任契約、賃貸借契約など。
第2回 民法改正と海事・物流・貿易への影響
(総論)
①民法を理解することの重要性:リスク分析、契約書作成、紛争解決交渉の場面などで活きる
②債務不履行責任、損害賠償、解除
③時効の管理、保証、相殺
(各論)
④傭船契約、運送契約
⑤造船契約、売買契約、融資契約、賃貸借契約、請負、業務委託、コンサルティング、倉庫寄託:契約書式の見直しが必要か?
⑥衝突事故や人身事故
第3回 紛争解決と債権回収の実務
第1部 紛争解決
①紛争が生じたときには、まず何を確認すべきか
②準拠法や裁判管轄はどうやって決まるか
③訴訟や仲裁以外の紛争解決の手段にはどのようなものがあるか
④訴訟と仲裁と調停の実務、どれを選択すべきか
⑤勝訴したとしてもそれで相手が判決に従うとは限らない。強制執行の実務。
⑥三当事者以上の間で紛争が生じた場合の対応
例)それぞれで裁判管轄も準拠法も異なる場合には、どうするか。
第2部 債権回収
⑦債権回収におけるポイント、債権回収の手段、担保権(maritime lien、先取特権、留置権、債権譲渡担保など)
⑧相手方と交渉する際のポイント
⑨倒産手続の実務
⑩相手方が倒産危機時の債権回収のポイント、倒産法による債権回収への規制
第4回 契約実務、国内取引、国際取引
第1部 契約実務
①契約とは何か、契約書の意義・役割
②契約書のチェックポイント
③契約書をドラフトするときの注意点
④契約書の管理、証拠の保全
⑤弁護士の活用
第2部 国際取引の特殊性
⑥国際取引における契約書のポイント解説
⑦国際的な債権回収のポイント解説
⑧海外弁護士の活用
⑨国際訴訟・仲裁、外国判決の強制執行、外国仲裁判断の強制執行
⑩同じ事件が複数の裁判所で係属した場合の対応(国際訴訟競合)
第3部 国際取引のいくつかの話題
⑪取引条件、インコタームズ(EXW、FOB、CIFなど)
⑫貿易と船荷証券
⑬ウィーン売買条約
【企業のリスクマネジメントとコンプライアンス】 第1シリーズ
あらゆる企業にとって有用かと思います。
第1回 企業のリスクマネジメントとコンプライアンス(1)
第1部 企業のリスクマネジメント
①企業を取り巻くリスクの種類
②リスクマネジメントの必要性
③リスクマネジメントの考え方と着眼点、対応策
第2部(1) 企業のコンプライアンス概論
④コンプライアンスの対象
⑤なぜコンプライアンスが必要か
⑥会社の体制構築
⑦どのような法令に注意すべきか
第2部(2) 企業のコンプライアンス各論
⑧会社法のポイント解説
⑨企業不祥事や事故への対応
第3部 弁護士の活用
⑩ 弁護士とはどういう存在か、弁護士の役割
⑪ 弁護士への法規制、弁護士倫理
⑫ 弁護士に依頼する際の留意点
第2回 労働法コンプライアンス
①現在の問題状況、労働法とは何か、なぜ労働法を遵守すべきか
②労働法の適用範囲:雇用契約と業務委託契約の区別など
③就業規則(社内規則含む)を改訂する際の留意点
④労働者の人権保護(均等待遇、強制労働、個人情報など)
⑤労働時間の規制:労働時間が問題となるケース
⑥ハラスメント
⑦労働者の安全衛生
⑧企業秩序と懲戒
⑨内部告発
⑩労働契約の終了:退職と解雇など
⑪労働組合対応、不当労働行為
⑫コロナ禍における労務管理(テレワーク、時差出勤、労働者への安全配慮など)
第3回 企業のリスクマネジメントとコンプライアンス(2)
①個人情報保護法
②刑事法(米国法にも注意)
③知的財産法(特許、著作、商標、意匠)、不正競争防止法
④独占禁止法、下請法
⑤環境法制と水路の保全;油賠法(汚染損害と難破物撤去)など
⑥業法規制:運送業者、フォワーダー、物流企業、倉庫会社、保険会社、サーベイヤー、ブローカー、コンサルタントなど
⑦新規事業を行う場合の注意点:プラットフォームを使って顧客をつなぐ事業など
⑧反社会的勢力への対応
⑨企業の社会的責任:ESG、SDGsなど
第4回 船員法改正及び裁判例を踏まえた船員就業規則の改定
就業規則の意義・役割
就業規則の効力
就業規則に係る手続
就業規則を改定する際のポイント
船員法改正を踏まえた就業規則の改定
裁判例を踏まえた就業規則の改定
モデル船員就業規則の解説と利用上の注意点
【運送業・倉庫業・フォワーダー、船荷証券と海上運送状】 第2シリーズ
内航・外航を問わず、お聞きいただける内容です。
第1回 陸上運送業、運送取扱業、仲介業、代理店業、倉庫業の権利義務と法規制
①陸上運送人の権利義務そして法規制:貨物自動車運送事業法
②海上運送人の権利義務そして法規制
③運送取扱人の権利義務そして法規制
④仲介人の権利義務そして法規制
⑤代理店の権利義務そして法規制
⑥倉庫業者の権利義務そして法規制:倉庫業法
⑦物流の2024年問題
第2回 海上運送契約と船荷証券(1)
①運送契約
②運送人の義務:堪航能力、船積み、航海、荷揚げ、引渡し
③運送人の責任:定額賠償、高価品、除斥期間
④船主責任制限法
⑤国際海上物品運送法:特約禁止、FIOST、パッケージ・キロ・リミテーション、航海過失免責、船舶における火災、証明責任軽減
⑥コンテナの扱い:LCLとFCL
第3回 海上運送契約と船荷証券(2)
①約款の代表的条項:デマイズ条項、ヒマラヤ条項、FIOST条項、出訴制限、不知約款、準拠法指摘と裁判管轄、至上約款(Clause Paramount)、摂取条項、共同海損約款、New Jason Clause、Both-to-Blame Collision Clause、リバティ、アバンダン、離路
②船荷証券(Bill of Lading)の性質と種類
③海上運送状(waybill)の性質と種類
④サレンダーBL、船長託送BL
⑤船荷証券と海上運送状の違い
⑥誰が義務者か、誰が運送人か
⑦事故時の対応とリスク管理
⑧物流会社や貿易会社の位置づけ
⑨長期コンテナ滞留によるデマレージ
⑩事例検討~スエズ運河座礁事故を題材に~
【定期傭船】 第3シリーズ
英国法と日本法を比較しながら解説していますので、外航・内航を問わず、お聞きいただけます。
第1回 定期傭船契約(Time Charter)とは何か
第1部 基本的な理解
①定期傭船契約の性質
②裸傭船契約(Bareboat Charter)や航海傭船契約(Voyage Charter)との比較
③船主と傭船者の役割分担についての基本的考え方
④船主と傭船者の費用負担についての基本的考え方
⑤傭船チェーンにおけるクレーム対応
第2部 契約成立時の留意点
⑤契約の署名権限者、代理、契約当事者は誰か
⑥契約の成立時期、契約不成立の場合の損害賠償請求
⑦契約書の存在意義
⑧契約成立前に認識しておくべき事項、確認しておくべき事項
第3部 契約条項の解釈手法
⑨定期傭船契約の条項を解釈する手法と手順
⑩NYPE、Shelltime、海運集会所書式などの各種書式について
第2回 船主の義務と責任
①船舶の要目と性能の表示
②スピードクレーム
③本船の堪航性(seaworthiness)
④RightShipなど格付けの扱い
⑤船舶のメンテナンス(maintenance)
⑥航海の安全性(navigation)
⑦迅速航行
第3回 船主の権利
①傭船料(hire)の性質
②傭船料の不払いや減額要請への対応
③本船のwithdrawal
④不払いを理由に傭船契約を解除した場合の損害賠償請求
⑤オフハイヤー(off hire)傭船料との相殺(set off)
⑥傭船料の回収(lien、リエン行使など)
⑦相手方倒産危機時の対応
第4回前半 傭船者の権利、義務と責任
①傭船者の本船使用権(employment)の中身と範囲
②傭船者による補償責任(indemnity)
③安全港(safe port)
④引渡し(delivery)の時期と場所
⑤返船の時期と場所、early redeliveryの問題
第4回後半 貨物の扱い
①荷役における船主と傭船者の責任分担
②cargo claimへの対応
③Inter-Club agreement
④船荷証券の発行に関する諸問題
【航海傭船】 第4シリーズ
英国法と日本法を比較しながら解説していますので、外航・内航を問わず、お聞きいただけます。
第1回 航海傭船契約(1)
①航海傭船契約の性質
②定期傭船契約や裸傭船契約との比較
③商法や国際海上物品運送法との関係
④船主と傭船者の役割分担と責任分担
⑤Gencon、Asbatankvoy、海運集会所(JSE)書式など
⑥免責と損害賠償責任
⑦堪航性(seaworthiness)
⑧運賃(freight):様々な支払条件、相殺
第2回 航海傭船契約(2)
①本船の遅延と離路(deviation)
②laytime(碇泊期間)とdemurrage(滞船料)
③船積港への回航(準備航海、approach voyage)
④laytimeのカウント
⑤Notice of Readiness、着船(arrived ship)、船混(congestion)などの扱い、バースの指定か港の指定か
⑥ready to load or discharge
⑦Whether in berth or notなど
⑧荷役における責任分担
⑨FIOST条項
【2025.1.15】
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